“文学少女” メモワールIII ソラ舞う天使の鎮魂曲(レクイエム)
(C)2010 Mizuki Nomura / PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC. /“文学少女”製作委員会
シリーズ第3作。
過去の経験からトラウマを抱える、“今は”普通の高校生・井上心葉と、文学少女を名乗る風変わりな先輩・天野遠子の活躍を描く劇場版「“文学少女”」。
朝倉美羽は家庭の不和ゆえ、大人達の醜い感情を目の当たりにし、それを吐き出される「ゴミ箱」となるつらい幼少時代を送っていた。そんな彼女の救いは「綺麗な物語」を空想すること。だが、それゆえに小学校では「嘘つき」呼ばわりされ、友達もできず、一人、自分の空想に思いをはせる日々を送っていた。そんなある日、ふとしたきっかけで同じクラスの井上心葉に夢物語を聞かせた美羽は、他の子供たちのように嘲笑せず、もっと聞かせて!と目を輝かせる彼に、戸惑いながらも特別な感情を抱く。そして、心葉にせがまれ物語を聞かせているうちに、いつしか美羽は作家になりたいと思うようになる。だが――。